カトリック教の祝日コーパス・クリスティ(Corpus Christi)
コーパス・クリスティは、カトリック教会で聖体拝領を称える祝日。
700年以上にわたり、ヨーロッパで最も重要な祭りの一つです。
コーパス・クリスティの祭りでは、聖体拝領のための厳かな行進が行われるだけでなく、
花の絨毯で通りが飾られ、踊りや音楽、喜びと信仰のさまざまな表現も行われます。
カタルーニャ州のサレント、アルブシエス、ラ・ガリガなどの町や都市では、
通りや広場、建物がたくさんの花で飾られます。
歴史
コーパス・クリスティの祝日は、13世紀にさかのぼります。
ベルギーの修道女ジュリアナ・デ・コルニヨンは、
聖体拝領に敬意を表する祝日を設立するようにとの幻視を受けました。
彼女の努力と後の教皇ウルバヌス4世となるジャック・パンタロン司教の影響を受けて、
コーパス・クリスティの祝日は1264年に公式に制定されたそうです。
その後、
ウルバヌス4世教皇は教会全体でコーパス・クリスティの祝日を祝うという教令を発しました。
今では、ヨーロッパで最も重要な祭りの1つになっています。
スペインのコーパス・クリスティの祝い方
スペインの地方や地域での祝い方もさまざまです。
例えば、
ムルシアのお祭り:「コラチョ」というキャラクターが登場します。彼は輝く衣装とマスクを身に着け、その年に生まれた子供たちが敷かれた地面上で跳びます。
トレドのお祭り: 聖体の聖器(Custodia)の行進が行われ道路沿いの建物や通りは飾り付けられ年間で最も重要な行事の一つとされています。
カタルーニャのお祭り: 通りや広場、花の絨毯で飾られます。
私が訪ねた場所は、カタルーニャ州のラ・ガリーガ(La Garriga)。
朝早くから、子供から大人まで近所の人達が集まって花の絨毯を飾っていました。
とてもすばらしい光景が見れて楽しかったです。