スペインスペイン食品文化

スペインの大晦日とお正月

スペインの大晦日

スペインの大晦日の夜、年越しカウントダウンで鐘の音に合わせて12粒のぶどうを食べます。

大晦日の夜はマドリードのプエルタ・デル・ソルにある時計台の鐘が鳴るのを

テレビで生中継されて、みんなテレビを見ながら、ぶどうを鐘に合わせて食べます。

12粒のぶどうを食べると新年幸運が持たされるそうです。

大晦日12粒のぶどう

ぶどうを食べる由来は、

1909年のぶどうの大豊作で余ったぶどうをアリカンテの農家の人が

「幸運を呼ぶ12粒のぶどう」という広告で販売促進するためにぶどうが売られ、

食べることが始まったとされています。

*日本のバレンタインデーのチョコレートの由来に似ていますね。

スペインの大晦日で知っておきたい幸運を呼ぶものの一つは赤色の下着です。

大晦日に赤色の下着を着用すると幸運が持たされるそうです。

年末になると赤い下着を売っているのを店でよく見かけます。

スペインでは年末に恋人や家族に赤色の下着プレゼントするのが定番です。

大晦日の赤色の下着

赤色の下着を着る由来は、

中世では赤色は悪魔や魔女の象徴とされていて、

赤色の衣服を着用することは禁止されていました。

時代が経つとともに赤色は、命と幸運の象徴をすようになり、

人々は密かに赤色の下着を身に着けるようになったとされています。

カナッペ

普通なら大晦日は親戚が集まり家族で賑やかにパーティーをします。

2020年の大晦日は残念ながら新型コロナウイルス影響で10人以上の会合ができないため

私たちは家で食事しました。

スペインのお正月

元旦はスペインも祝日です。

大晦日の盛大なパーティーとは異なりとても質素に過ごします。

特に家族との集まりもありません。

2021年の1月2日は土曜日なので仕事は休みですが、2日が平日なら仕事が始まります。

スペインではクリスマスに休暇をとる人や会社は多いですが、

お正月に休暇をとる人はあまりいません。

しかしながら子供たちはバルセロナの場合12月22日から1月10日まで学校は冬休みです。

2020年のクリスマスは新型コロナウイルスの影響を受けて

大晦日も普段の親戚の集まったパーティーができず、とても寂しい大晦日となりました。

2021年は新型コロナウイルスに負けない、健康を心がけていきたいと思います。

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